NEWS Topics! 【インド】PM2.5が700μg/立方mに到達。ニューデリーの深刻化する大気汚染

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【インド】 ニューデリーの深刻化する大気汚染

ニューヨークタイムズが伝えるところによると、インドの首都ニューデリーでは11月の第2週、深刻な大気汚染によって4,000校におよぶ学校が一週間近くにわたり休校になりました。今週の汚染レベルは、国際保健機関(WHO)が定める安全基準の30倍近くに達したとのことです。

現地からの報道によれば、この深刻な大気汚染によって、視界不良による交通事故や、交通機関の遅延が引き起こされたばかりでなく、持続的な倦怠感や嘔吐感が誘発されるとのことです。空気清浄機の設置してある家庭でも、通気口や扉の隙間から汚染物質の匂いが入り込むほどの深刻さだとのことです。

市内の地域によっては、PM2.5のレベルが1立方メートルあたり700マイクログラムにまで達しました。汚染源は、自動車の排気ガス、工場からの排気、周辺の農地における収穫物の焼却が複合したもので、寒冷期にはとくに汚染が集中する傾向にあります。また、都市とその周辺地域の自治体による政策の違いが、総合的な大気汚染対策を困難にしているとのことです。

ニューデリー市は、学校の休校に加え、市内における建設やトラックの乗り入れを禁止する措置を取りましたが、大気汚染は「ガス室」とも呼ばれるほど深刻さを増しているとのことです。

(出展)

(文)
橋本悟
専門分野:中国文学、比較文学、思想史
2014年〜2015年 シカゴ大学 Society of Fellows
2015年〜現在 メリーランド大学 Assistant Professor